シミの種類は、大きく分けて、日光黒子・雀卵斑・炎症後色素沈着・肝斑の4つに分類されます。シミを放置すると、イボ状になり脂漏性角化症という老人性のイボになる可能性もあります。光老化が進むと日光角化症となり、まれに皮膚癌に繋がることもあるそうです。
日本女性に見られる多くのシミは、日光黒子といわれています。老人性色素斑とも呼ばれています。淡褐色~濃褐色の色素斑で、顔以外には手・背中・腕などの露出部する部分に多いとされています。中年以降に徐々に増えるのは、紫外線が影響しているとみられます。
雀卵斑は、いわゆるソバカスです。数ミリ以下の斑点が顔に生じる小さな茶褐色の斑点で、頬・鼻の周りなどに出ます。遺伝性が強いといわれ、幼少期から見られ思春期に目立つようになるのが特徴です。
炎症後色素沈着は、やけど・ニキビ跡・摩擦・かぶれなどによる肌の炎症が治った後に生じる褐色のシミです。年齢・性別・部位に関係なくできますが、時間とともに徐々に薄くなるといわれています。
肝斑は女性に多く、妊娠・経口避妊薬などにより誘発され、女性ホルモンが関係しているといわれています。高齢者にはほとんど見られないですが、紫外線やレーザーフェイシャルで悪化するとされ注意が必要です。薄い褐色で大きく、頬骨に沿い左右対称にできるとれさています。