日焼け止めの習慣を

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日焼けによるシミやそばかすの主な原因である紫外線対策にもっともよいのは、なんといっても日焼け止めをきちんと使うことでしょう。この日焼け止めについては正しい使い方できちんとケアしないと、効果を発揮しないことがあります。例えば、室内でも紫外線は窓を通過して入ってくるので一日中家の中にいたとしても真っ暗な部屋で過ごすのではない限り日焼け止めを塗る必要がありますし、ちょっと洗濯物を干しにベランダに出る際にも必須です。近所のスーパーやコンビニまで買い物に行くのであれば特に日差しの強い日などでは、日焼け止めに帽子やサングラス、日傘などは必須アイテムです。ちょっとそこまで近いから大丈夫と思ったら後から大変なことになりかねません。

勘違いされやすいSPF表示の誤解について

日焼け止めを選ぶ際に気になるのが、どの化粧品を選んだらいいのかという点です。日焼け止めには、SPFとPAという2種類の基準を表す表示があるので使うシーンに合わせて選ぶのがいいでしょう。SPFはSun Protection Factorの略で、日焼けによるシミやそばかすの原因となる紫外線B波(UVB)をカットするものです。これは20分間に何もつけていない肌が日焼けするまでの時間をどのくらい伸ばすことができるかという基準を表すもので、例えばSPF30であれば、20分×30分=600分(10時間)となるのです。よく間違われるのがSPFの数値が高いとより強い紫外線を防げると思われがちですが、実際は日焼けまでの時間を延ばすことができるという意味なので要注意です。

正しい知識で適切な日焼け止め化粧品選びを

SPF数値の高い日焼け止めではより長い時間肌を紫外線から守ってくれますが、水や汗で落ちてしまったら当然効果は期待できません。このため、こまめに塗り直しをすることが日焼け止めを上手に使いこなすコツとなります。SPFが高い化粧品では、肌への負担も高くなりますので、使用する用途や目的に合わせて日焼け止めを選ぶと良いでしょう。日常紫外線を防ぐくらいであれば、SPF20くらいがちょうどいいようです。また、もう一つの表示であるPAとはProtection Grade of UVAの略で、これは紫外線A波(UVA)を防ぐ役割を持っています。こちらも日常紫外線を防ぐのであればPA++程度あればじゅうぶんのようです。

※ 文中のシミ・そばかすは、「メラニンの生成による、シミ·ソバカスを防ぐ」ことを指します。

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