アルブチンは、ハイドロキノンの分子構造を一部変化させて開発された成分です。ハイドロキノン誘導体とも呼ばれ、厚生労働省が認可している美白成分です。シミの原因であるメラニンを作り出す酵素チロシナーゼに直接作用して、メラニンの生成を阻害する働きに期待できます。コケモモに含まれることが知られている成分として、チロシンとチロシナーゼが結合するのを防ぐことで阻害作用を発揮します。
アルブチンには「天然」・「合成」2つの種類があり、合成のものは美白効果が高いとされていますが、体質によっては副作用の可能性がありますので使用する際には注意が必要です。ただ、安全性は高いので誰でも使いやすくデリケートな肌質の方でも使用可能といわれています。
うっかり太陽光を浴びて日焼けをしてしまった場合、24〜72時間程度でメラニンの発生が始まります。そんな時には、アルブチンが配合された化粧品をなるべく早く使用することで、紫外線などによって起こるメラニンの黒色化を阻害する力があるそうです。
日中浴びてしまった紫外線によるダメージは、直接肌に影響を与えてしまい老化に繋がります。アルブチンは、毎日のスキンケアに積極的に取り入れたい成分だといえます。