ハイドロキノンは、20年以上前から海外で美白剤として使用されている成分です。日本では、2002年に認可が下りてからクリニックなどの医療機関だけではなく、市販の化粧品でも含有されるようになりました。ドラッグストアやネットショップでもハイドロキノン入りの化粧品が手に入ります。海外では、化粧品に含有できるハイドロキノンの濃度は2%までと決まっています。しかし、日本では化粧品に含有できるハイドロキノンの濃度は規制されておらず、高濃度含有の化粧品も購入可能です。
ただ、ハイドロキノンには細胞毒性があることから、使用方法を誤ると副作用などの皮膚に悪い影響を及ぼします。濃度が濃くなるほど漂白効果は上がりますが、副作用の出現も同時に高くなってしまいます。漂白効果と副作用のバランスを考えると、推奨される濃度は4%以下です。肌の状態には個人差がありますので、個人で使用する場合には濃度の低いものから始めることをおすすめします。
また、ハイドロキノンは紫外線に当たってしまうことで、シミを濃くしてしまうことがあります。そのため、ハイドロキノンを使用している期間中は日中の日焼け止めは必須です。基本的には、1日1回夜の洗顔後に使用することが推奨されています。