シミの治療として、クリニックで用いられる方法は内服薬です。内服薬の単独治療だけでなく、他の治療と組み合わせて行うこともあります。一般的に美容皮膚科で処方される内服薬は、シナール、トラネキサム酸、ユベラ、ハイチオール、UVシールドです。ドラックストアでも購入可能なものはありますが、配合量を考えるとクリニックでの処方が良いとされています。
シナールとトラネキサム酸は、一緒に服用することを推奨されています。肌の状態を整えてシミを薄くする効果に期待できるシナールと、シミを作るのを抑えてくれる効果に期待できるトラネキサム酸です。シミや肝斑を治療するときに処方され、自費の内服薬として医師の診断が必要です。3ヵ月以上内服することで効果が実感できるといわれ、即効性はありません。
メラニンの排出を助けるユベラは、年齢とともに生じる顔のくすみを改善することに期待できます。細胞の酸化を防ぐため、老化防止にも効果があるそうです。
ハイチオールは、L-システインを有効成分としてパントテン酸などの成分も一緒に配合されています。
UVシールドは、2017年に発売された新薬です。スキンケアしながらUVカットにも期待ができる薬として、医師が勧めている飲む日焼け止めです。